作者は三浦しをん。
今日は母方の祖父命日だった為、母が横浜中央病院に入院中祖父・父とセットで一緒にお見舞いに行った帰り必ず寄っていたお店にぷらり。父が何故その店を選んだかはもはや知るすべがありませんが、(S家の人間には若干濃い目な味の店なので、生粋の江戸っ子のおじいちゃんに合わせたのかもしれない)孫/娘がコロラドにいる間も無口な二人で月一回はご飯を食べながらビールと紹興酒を飲んでいたらしい。
そこは細い路地にあって、その界隈は人気店が密集しているので、よほどその店の名物にヒットするものをリクエストされない限り人を連れていくことは皆無に近いけれど、まだ20になったかならないかの頃を懐かしく思い出す大事な場所。
職場が忙しいせいもあってふと一人で思い出に浸る余裕もないせいか、時間が経過したからか、過去数年の12月に比べると穏やかに日々が過ぎていっているような気がする。残るはクリスマスイブ。
そう。思い返せば、恒常的に誰かが入院している状態よりは今の方がずっと楽。